「リスクオン」「リスクオフ」は、ニュースや相場解説でよく出てくる言葉です。
簡単に言うと、投資家がどれだけリスクを取りたい気分になっているかを表す言葉です。
リスクオンとは
リスクオンは、市場全体が「少しリスクを取ってもいい」と考えやすい状態です。
景気が強い、企業業績が良い、金融不安が落ち着いている、利下げ期待があるなど、投資家が前向きになりやすい材料があるときに使われます。
このときは、株式や新興国通貨、暗号資産など、値動きが大きい資産に資金が向かいやすくなります。
リスクオフとは
リスクオフは、市場全体が「いったん安全を優先したい」と考えやすい状態です。
金融不安、地政学リスク、景気後退への警戒、急な金利上昇などがあると、投資家はリスクの高い資産を避けやすくなります。
このときは、米国債、円、金など、比較的安全資産として見られやすいものに注目が集まりやすくなります。
どんな資産に影響しやすい?
リスクオンの場面では、株価指数やハイテク株などが買われやすい雰囲気になることがあります。
リスクオフの場面では、株式市場が不安定になり、債券や金に資金が逃げるような動きが見られることがあります。
ただし、必ず同じ反応になるわけではありません。
たとえば円は安全資産として見られることがありますが、日本と海外の金利差が大きい局面では、円安要因の方が強く出ることもあります。
初心者が見るべきポイント
リスクオン・リスクオフを見るときは、ひとつのニュースだけで判断しないことが大切です。
株式、為替、債券、金、原油などが同じ方向を向いているのか、それともバラバラに動いているのかを見ると、市場の空気をつかみやすくなります。
特に、米国株と米国10年債利回り、ドル円、金価格の組み合わせを見ると、投資家が何を警戒しているのかを考えやすくなります。
まとめ
リスクオン・リスクオフは、投資家心理を読むための言葉です。
リスクオンは前向きな相場、リスクオフは警戒感が強い相場を表します。
ただし、これは売買判断そのものではありません。
市場全体の雰囲気を理解するための補助線として使うと、ニュースや指標発表後の値動きが少し読みやすくなります。